いつものルートにちょっとした刺激を加えたいときや、今まで経験したことのない場所を走るときにも、新しいルートオプションを検索し、安全で楽しいライドの計画に役立つ様々なツールとリソースをご紹介します。いつもの道から裏道へ、景色の美しい田舎道に続くトンネル、そして路地の小道。そこはいずれもライドを楽しくさせる可能性に満ちあふれています。しかし、それらすべてを1本にまとめ、サイクリングルートとしてつなげるには、ある程度の知識と経験が必要です。幸いなことに、そういった知識のほとんどは、指先でタップするだけですぐに調べることができます。
一見、サイクリングと関係のないウェブサイトが、新しい場所やルートを見つけるのにとても役立つリソースになる場合もあります。例えば、アメリカの多くの市や郡では、それぞれのウェブサイト上に自転車に安全なルートが紹介されていることがあり、自分の住んでいる周辺の道を検索するときに便利です。
また、Googleマップにはサイクリングに実用的な機能が備わっています。出発地と目的地を入力してからナビゲーションサイドバーで自転車アイコンを選択すれば、自転車で通れる道や自転車レーンを経由する最適なルートを表示させることができます。ルートはオープンソースマップ上に重ねて、青色で表示されます。ただし、ここで注意しなければならないのが、この機能は自転車にとって優しいルートではない場合、テクニカルなシングルトラックトレイルや混雑した国道を表示してしまうことがある点です。そのため、Googleマップは新しいルートを引く時の大まかな計画をたてるツールとして使用し、ルート決定する前にその安全性や適性をよく調べてみることが大切です。
Strava、Ride With GPS、Ride Spot、Komoot、Map My Rideなどのウェブサイトには、他のライダーが実際に走破したルートが表示されます。これらはとても素晴らしいリソースですが、まずその地形があなたの自転車やライドレベルに合うかを確認してください。
自分自身で独自のライドを計画したい場合には、Ride With GPSなどのウェブサイトが便利です。通りたい道路や裏道をトレースしてルートを作成できます。もしルートの途中に少しスリルのある凸凹道を入れたいなら、gravelmap.com にアクセスしてみましょう。ライドに取り入れられる林道や山道が見つかるかもしれません。MTBライダーなら、MTB Project、Trail Forks、またはRide Spotなどのウェブサイトが、近くにあるトレイルルートを見つけるのに役立つでしょう。
ルート設定ができたら、次はどうすれば道を間違えることなく計画通りに走れるかです。ルートの複雑さによって、必要なツールがいろいろあります。分かりやすいルートの場合は、道路標識やメモだけでも十分。もし、スマートフォンの電波が圏外となるおそれがある場合は、紙の地図もお持ちください。より複雑なルートのライドでは、GPSサイクルコンピューターを使用するか、ハンドルバーへのスマートフォンの取り付けを検討してください。サイクルコンピューターやスマートフォンにルートをアップロードする方法はたくさんあり、ルート計画用サイトによって方法がそれぞれ異なります。
ルートを.gpxファイルとしてダウンロードできたら、たいていのデバイスやアプリケーションでは、ライド中にビジュアルまたはサウンドで右左折が指示されます。これらの機能はライディングが効率的になってとても便利ですが、その反面気を取られる可能性があるので注意が必要です。
ルート検索を出発前の宿題にしておけば、当日のライドをきっと今までにない体験にしてくれるはずです。新しい冒険をする時はワクワクしますね。十分に時間をかけて情報を集めるゆとりを持ちましょう。そうすれば、必ず新鮮で素晴らしいライドを楽しむベストな方法にたどり着くでしょう。
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